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2019年4月12日金曜日

◎ マインドマップ

 「マインドマップ」は脳にフィットする発想法・思考法・表現法です。インプット(理解する)の場面でもアウトプット(アイデアをひねり出す・考えを整理する)の場面でも使えます。
 授業時間は全部で8時間。その流れを10個の記事に分けて紹介しています。

授業記事内容マップ作成
1マインドマップとは?最大の情報源は自分である-
マインドマップを描いてみよう自分モード○
〃グループモード○
2物語を分析する既存の物語をマップ化する○
3物語を創作するマップの形で物語を創作する○
4マインドマップのツボマップ効果を確認-
読書マップのサンプル読書マップの説明-
読書マップを描いてみよう論文を読んでマップ化(下書き)○
5〃〃   (清書)○
6アイデアから企画へ発想法・表現法の説明-
魔法の9マス紙アイデアをひねり出す多数
〃5W1Hで条件固め数枚
7パワポで1枚企画書企画書にまとめる(下書き)○
8〃〃   (清書)○

まだまだ進化中です。。。

2019年4月4日木曜日

漢字は筆ペンで書いて覚えよ

漢字を覚えるには、
  • ノート1ページに1文字ずつ、
  • 筆ペンできれいに大きく、
  • 1回だけ書く。
これが最も良い方法です。
  • 小学生でも中学生でも大人でも、同じです。
  • 漢字の書き取りテストの勉強でも、受験勉強でも、漢字検定の対策でも同じです。
  • 日本史で出てくるややこしい漢字を覚えるなら、1単語を1ページに。
ところで、
  • 墨と筆で書くのは、乾くのに時間がかかるだからダメです。
  • 鉛筆やボールペンは、視覚的印象に残らないのでダメです。
  • 書道用半紙やチラシの裏紙は、後でパラパラ見にくいのでダメです。
だから、筆ペンでノートに書くに限ります。また、
  • 何度も書くと、嫌になります。あほらしくなります。だから、書くのは1回だけ。
  • 小さく書くと、後で絶対に見ません。だから、1ページに1個ずつ。
  • ただひたすら書くと、達成感は得られても、何も覚えられません。
その際に心がけることは、
  • 気取って書き崩してはいけない。楷書できっちり書きましょう。
  • 急いで書いてはいけない。1回こっきりなのだから、ゆっくりと。
  • この方法で英単語を覚えようとしてはならない。
事情に合わせて個性に合わせてアレンジすると、さらに効果的です。
  • 一画ごとに「いち! にぃ! さぁん!」と声を出す。漢字の構造が身に沁みます。
  • 座布団の上で正座する。集中力がアップします。
  • 友達といっしょにやる。互いに鑑賞しましょう。
友達といっしょにやると、
  • きれいに丁寧に書こうというモチベーションが上がる。
  • お互いが書いた字を、自然とチェックできる。
  • ただし、人数が増えるとチェック機能が逆に甘くなるので、3人程度がよい。
だから学校の漢字テストの前には、小グループでやるのが効果的です。

 漢字は絵です。アートです。漢字は物語です。ストーリーです。したがって、漢字は味わうものです。感じるものです。というわけで、漢字を覚えるには、
  • ノート1ページに1文字ずつ、
  • 筆ペンできれいに大きく、
  • 1回だけ書く。
これが最も効率的かつ効果的な方法です。
 このやり方で 薔薇 も 憂鬱 も 味噌 も 醤油 も一発で覚えられます。語彙 が増えます。

※ 写真は 黄龍風景区(中国・四川省)内にある黄龍寺の柱に書かれた文字。

2019年3月23日土曜日

マインドマップとは?

 マインドマップは、図解の一種です。「テーマ」を真ん中において、その周りに放射状に思いついたことをどんどん書いていきます。
 その描き方は、脳の働きとそっくりです。脳にフィットする発想法・思考法・表現法だといえるでしょう。インプット(理解する)の場面でもアウトプット(アイデアを出す・考えを整理する)の場面でも使えます。
 実際にやってみると想像以上に理解が深まりますし、アイデアが出てきます。また、図解することで文章を書くときも書きやすくなります。

 授業では、これを8時間程度かけて行います。理屈よりも数多くマップを描かせた方が効果的だと思いますので、その間に10個くらい描かせます。

 授業1回目。まず、《脳の働き》をマップ化したものを、生徒に見せます。


 続いて、《マインドマップの説明》です。


 上のマップ、生徒に説明するためというよりも、「サンプル」として見せているという面が濃厚です。
 これを私はパワポで作りました(そのまま教材にするためです)が、授業では生徒に手書きで書かせます。色鉛筆など用意して、色鮮やかに、そして楽しんで書いてもらいたいと考えています。


最大の情報源は自分である

私たちは生まれてから今日まで、たくさんのことを見て、聞いて、学んで、感じて、考えてきました。その量は無限大。その無数の経験が、私たちの中で蓄積して、つながって、熟成しています。そしてスイッチが入れば、瞬時に、連鎖的によみがえります。
 分からないとき、悩んだとき、疑問に思ったとき、迷ったとき、ネットで調べたり本を読んだりするものいいですが、その前にぜひ自分の中を見てください。
 興味・関心も疑問・問題意識も動機も自分の中にあります。それを持つに至った背景も自分の中にあります。つまり、ヒントやチャンスも自分の中にあるのです。最大の情報源は、自分なのです。
 マインドマップの利点はいろいろありますが、私は最後にもう1点だけ挙げたいと思います。それは、自分が好きになること。必ずそうなるとは言いませんが、期待を込めて、そうなってほしいな、と。マインドマップを描きながら、自分の中に眠っていてそれまで自分でも気づかなかったものが、だんだんと見えてくるのが楽しいのです。「自分だって捨てたもんじゃないな」と自然と思えるのです。
 こういうのはやった者勝ち、たくさん描いた者勝ち。使い方はあなた次第でいくらでも広がるでしょう。私の知り合いにもいますよ。マインドマップみたいなメモをとる人、スケジュール帳がマインドマップになってる人。授業中にあるいは退屈なときに、気がつくと絵を描いてるような人は、きっと向いてます。


マインドマップを描いてみよう

 授業1回目の後半。なにはともあれ、マップを1つ描いてみましょう。まずはウォーミングアップ感覚で。

 3人でグループを作り、グループごとに「イヌ/家/海/お金」のいずれかのテーマを与えました。

     《トライアル1(前半)自分モード》

  ◇ 白い紙のまん中に、○○の絵を描いてください。 
  ◇ ○○の絵から周囲に、線を10本伸ばします。  
  ◇ ○○から思いつく単語を10個書いてみましょう。

 たとえば「家」の場合、ある生徒は「一軒家/マンション/豪邸・・・」と書きます。建築物という視点です。
 「リビング/寝室/トイレ・・・」と書く生徒は、「住まい」という視点でとらえているのでしょう。
 あるいは「家族」という視点で書き並べる生徒もいます。1人で考える範囲はあんがいと狭いものです。

《トライアル1(後半)グループモード》

◇ グループでお互いのマップを見せ合い、比べてみましょう。
◇ みんなのマップを統合して、グループのマップを作りましょう。
  ・ブロック化する。      
  ・同じブロックを同じ色で塗る。
  ・絵を描き入れる。      
  ・思いついたら、書き加える。 

 生徒はこの時点で、他人のマップの中に「自分と同じもの」や「自分が考えもしなかったもの」を見つけます。そして各人が残り2人のマップの要素を取り込みながら、1人1枚ずつ、グループのマップを描きます。
 色鉛筆も用意します。



 そうそう、これを描かせる前に、私は生徒にこう伝えました。「後日、マップを提出してもらいます。今日の段階では、上手い下手は問いません。ただ、楽しんでやってるかどうかだけをチェックします。」と。
 以上で、マインドマップ1回目の授業、終了です。このあと少しずつグレードアップしていきます。


物語を分析する

 いきなり、[問題]です。
昔話「桃太郎」の内容を10字程度で、要約しなさい。
マインドマップ授業の2回目は、この問いから始まります。みなさんなら、何て答えますか?
それでは、[答え]です。
桃太郎が、鬼を退治した。
これが、昔話「桃太郎」の骨格です。これに枝葉をつけて「桃太郎のお話」ができているんですね。では実際に、枝葉をつけてみましょう。


 枝葉をつけるための方法の1つは「5W1H」です。これが物語を具体化します。
(When? いつ Who? 誰が Where? どこで What? 何を Why? なぜ How? どうやって)
 もう1つは「原因→結果」です。「どうして、それをしたの?」(理由)と「それで、どうなったの?」(展開)の流れが、物語を構成します。
 以上のことを話して、すぐに実践トレーニングです。隣同士が同じものにならないように、テーマを3つ用意しました。
「うさぎとかめ」と「3びきのこぶた」と「かぐや姫」です。
(他の候補は「みにくいアヒルの子」や「鶴の恩返し」など。)
     《トライアル2》
◇ 「○○○」の内容を、思い切り簡潔に要約しなさい。
  →これが、物語の「柱」になります。
◇ 「○○○」の内容をマインドマップに再現しなさい。
  →まん中に「柱」、「5W1H」で枝葉、「原因→結果」を矢印で。
まず、まん中を描き、そして放射状に外へ外へと描いていきます。絵をいくつか書き込んで、色鉛筆で色鮮やかに仕上げたいものです。



 この時間は、生徒があらかじめストーリーを知っているものを選んで、マインドマップで昔話を再現してみました。次の時間に、この授業と逆のことをやります。自分で物語を作ります。


物語を創作する

 マインドマップ授業、3回目。2回目に「物語を分析」しましたので、今回は「物語を創作」します。

 隣同士が同じにならないように、柱を4つ用意し、こちらから生徒に与えました。
     《トライアル3》
◇ 次の文を柱にして、ストーリーを創ってみよう。
  ・くつが→ない。   
  ・砂漠に→行きたい。 
  ・引き出しの→奥から。

◇ アンパンマンのオリジナル・キャラクターを創ってみよう。
  ・昨日の晩ゴハンに食べたものの絵を描いて、枝葉を伸ばす。
手順は2回目のときとそっくりですが、前回以上にイメージを膨らませる必要があります。いきなりストーリーを考えると、薄っぺらいものになってしまいます。

 まず、紙のまん中に柱(上の課題)を描きます。続いて、枝を伸ばしながら、イメージを膨らませましょう。

 どんな姿形をしているのか?
 何に使えるのか?
 5W1Hももちろん有効です。

 途中に絵を描き加えましょう。
 そうすると、さらにイメージが沸いてきます。

 枝がたくさん伸びたら、原因と結果を矢印で結んでみましょう。
「どうして、それをしたの?」
「それで、どうなったの?」
「こうなったらいいな・・・」
「こことここをつなぐと、どうなる?」
イメージがたくさん出てくれば、自然とつながって、いつの間にかストーリーらしきものが見えてくることでしょう。



 ここまで3回の授業で、4つのマインドマップを描きました。B4サイズの片面に2つ、両面使って、ちょうど1枚の紙の両面が埋まりました。このタイミングで、生徒にその紙を提出させます。
 前に生徒に伝えたように、この段階は上手い下手は問わないことにしています。ただ、マジメにやっているかどうか、楽しんでやっているかどうかだけをチェックします。
 次回からだんだんと、人に見せられるもの(人を魅せられるもの)を目指します。


マインドマップのツボ

 マインドマップ授業、4回目の前半。この辺で「マインドマップの効果」について考えます。ブツブツ言わずに3つのスライドを見せれば、いろいろ感じてくれるでしょう。

◇ 巨大迷路も上から見れば・・・


※ 中に入ると行きつ戻りつ難関でしょうが、上から見ればバカバカしいほどシンプルです。

◇ マップ VS 文章

※ 文章があんがい不自由なものであって、マップの方が優れている面が多々あることを表現しました。

◇ マップ道

※ このおやじギャグが、狙い通りに高校生に伝わるのかビミョーですが・・・

 余談ですが・・・ブログでは文章がメインですね。検索エンジンでも文字が検索対象ですね。今後、コンピュータやネットワークの世界でも画像やマップが中心になるように進化するんでしょうか。


読書マップのサンプル

 続いて「読書マップ」です。まずボク自身がマップ化したものを、サンプルとして生徒に見せます。

 1つ目は、単行本をマップ化したものです。「脳」ネタは今回の授業にピッタリだと思ったので、自校の図書館にあったものを読んでマップ化しました。自分が考えたことなどは盛り込まずに本の内容を要約しましたが、当然ボク自身の読み方が反映されています。


 2つ目は、新聞記事をマップ化したものです。たまたま読んだ記事に違和感があったので、自分の頭を整理するためもあって描いてみました。ここでは、新聞記事の内容を一通り書きながら、自分が考えたことをたくさん書き込みました。


「読書マップ」の描き方に公式のものはありませんが、授業では一定のルールを示して描かせます。


読書マップを描いてみよう

 「読書マップ」のサンプルを見せた後で、今度は生徒に「本や記事の内容をマップ化」してもらいます。かける時間は、マインドマップ授業の4回目の後半から5回目までの1時間半。
 「物語を分析する/創作する」ではフィクションを題材にしましたので、今回はノンフィクションでいきたい。とはいっても、実際に何をマップ化させるかは、考えどころです。

◇ 単行本でやるにはかなりの時間と労力が必要です。授業時間内ではとても完結できません。授業で1回経験して、それを踏まえて長期休みの課題にするなら良いかもしれませんが。
◇ 新聞記事でやれば「読む→マップ化→提出」まで1時間でなんとかできそうです。けれども新聞記事はもともとうまく要約されていますから、簡単すぎてあんがいと達成感はありません。
◇ 百科事典を使うのも手です。けれども、冊数(クラスの人数分の冊数があるか)の問題があります。高校生にふさわしい内容を選び出すのも難しい。
(◇ノンフィクションにこだわらなければ、短編小説でもスピーチでもいいでしょう。)

☆ いいものを見つけました。文藝春秋社から出版されている「日本の論点」という本です。この本は毎年出ているもので、2007年の場合は90個のテーマに分けて解説しています。1テーマあたり2~4ページくらいですから、読む分量としても適当です。解説は専門家や批評家の書下ろしによるもので、公正中立というより著者の立場がはっきりしています。立場・主張がはっきりしている方が反論もしやすいでしょうから、それでいいとボクは思っています。
 本を分解して、テーマごとにホッチキスで留めれば、最低でも半分の45個の小冊子ができます。ページの裏表を分けることができないからですが、2冊を分解すればすべてを網羅できますね。これで1クラス分は余裕で確保できますから、これを全クラスで使いまわせばいいわけです。分解&ホッチキス作業が面倒そうですが、今年はこれでやってみようと思っています。
   《描き方マニュアル》
◇ 中心に「出典」を書く。
  ・本→「タイトル・著者・出版社」
  ・記事→「○○新聞・日付・○面」
◇ その周囲に「要約」を書き込む。
  ・丸で囲む。(著者モード)
  ・単語または短いフレーズで。
◇ あなたが思いついたことを書く。
  ・囲まない。(自分モード)
  ・適宜、囲み・矢印などを使う。
    《トライアル4》
◇ まずしっかり読んで、理解する。
◇ 下書き(メモ書き)
  ・キーワード・キーフレーズ
  ・面白かった点・気になった点
  ・どこに注目するかは、人それぞれ。
◇ 清書
  ・関連しているものを近くに集める。
  ・著者モードと自分モードを分ける。
  ・絵を描き加える。
もとの内容を忠実に再現する必要はありませんが、ポイントは押さえる必要があります。と言いつつ、自分なりのチョイスや自分なりの解釈があっていいんです。自分の考えを盛り込んでかまいませんし、盛り込まなくてもかまいません。読書感想文を書かせるよりはずっとマシだと思うのですが、いかかでしょうか?


アイデアから企画へ


マインドマップ授業のファイナル。3時間かけて、2つの作業を連続して行い、1つの作品を作ります。

 前半戦でアイデアをひねり出し、後半戦でそれを1枚の企画書にまとめます。
 アイデアを出すステップは、いわば放射モード。まん中から放射状に、外へ外へと発想を巡らせます。
 企画書にまとめるステップは、いわば収束モード。全体像をとらえながら、まん中に集約させます。
 アイデアを出すときに使う小道具は「魔法の9マス紙」。単なる3×3の紙ですが、これをたくさん使います。この紙は、アイデアをひねり出すためにも、出てきたアイデアに具体性を持たせるためにも使えます。そうして、アイデアを出し尽くすまでがんばってください。
 企画書にまとめるときは、まずレイアウトを作り、企画そのものをズバリ表現してまん中に配置します。次にその周囲に見出し(キャッチコピー)をドーンと書いて、最後に詳述します。そうして、相手に一目で訴えるような「1枚企画書」を作ります。

 これがマインドマップ授業、計8時間の集大成です。放射モードでは際限なく何でもカンでも書き出して、収束モードではグググィっと一気に引き寄せる。
 実際の作業は、両モード間を行きつ戻りつしながら進めます。最後にはエライ人(校長とか)に提出できるような企画書を作り上げましょう。


魔法の9マス紙

 マインドマップ授業6回目。この時間は、ひたすらアイデアを出すことに専念します。これが次の「パワポで1枚企画書」につながります。

 アイデアを出すための道具は「魔法の9マス紙」。単なる3×3の紙ですが、アイデアがどんどん沸いてきます。
 使い方は、まず9マスのまん中に、テーマ(解決するべき問題)と「?」を書きます。
 次に、その周囲の8マスに、アイデア(思いついたこと)を書き込みます。
 続いて、8マスの1つに書いたものを、別の紙の真ん中に書きます。
 さらに、そこから思い浮かぶものを周囲の8マスに書く。・・・これの繰り返しです。

 コツは8マス全部埋めること。苦しくなってからが勝負です。そこでいいアイデアが出てきます。
 また、バカバカしいと思っても、こんなのダメだと思っても、どんどん書くこと。そこにチャンスがあります。

 私が実際にやってみた結果が、右図です。
 私が図書館に配属されていますので、「図書委員会の活動」について考えてみました。たった10分くらいでやってみたのですが、自分でも驚くくらい出てきました。

 コツは出し尽くすこと。紙ならいくらでもありますから、カラカラになるまでがんばってください。質のことは気にせずに、とにかく数をたくさん出しましょう。

 9マス紙は、まだまだ使えます。出てきたアイデアを「5W1Hで条件固め」します。
 アイデア(What)を真ん中に置いて、その周囲に「Who、When、Where、Why、How」を書き込むのです。

・・・はじめはバカげたように感じたアイデアでも、いつのまにかリアリティーが出てくるから不思議です。

《トライアル5》
◇ 文化祭の企画をたてる。  (全体企画、参加団体としての企画、・・・)
◇ 新しい学校行事を企画する。(○○大会、◇◇コンクール、・・・)   
◇ アイデア文房具を開発する。(ノート、ペン、・・・)         

 課題を3つ用意しました。各自にこのうちのどれかを割り当てます。ここで一定レベルのアイデア(5つ以上)が出たら、次の時間に「パワポで1枚企画書」作りに移行します。バカげたアイデア大歓迎、ありえないと思うくらいのアイデアの方が、おもしろい企画ができるでしょう。


パワポで1枚企画書

 「魔法の9マス紙」で浮かんだアイデアを、次に「1枚企画書」に仕上げます。時間があれば「パワーポイント」を使いたいところですが、時間がなければ手書きでもいいでしょう。私は、手書きでやらせるつもりです。この「企画書」、作り方がちょっと独特かもしれません。

◇ まず初めに、レイアウト(枠)を作ります。基本的なレイアウトをお見せしましょう。


 マインドマップの精神に則って、「アイデアそのもの」(What?)をまん中に配置します。そして、その理由(Why?)や具体的なやり方(How?)などを上下に配置します。
 上のような「3段」構えが基本です。色は「3色」程度がいいでしょう。もちろん、紙1枚に収めることが絶対条件です。

◇ 次に、ゾウ(キャッチコピー)を作ります。
 人はそんなに丁寧に見てくれません。パッと見て、使えるか使えないか、採用するかしないかを判断します。その間、わずかに「3秒」(!?)。
 だから、一目で内容がわかるような、人に訴えるようなものが必要です。

◇ 最後に、アリ(詳細)を書き込みます。
 枠に入りきらない場合は優先順位をつけて「切り」、枠が余っている場合はさらにアイデアを「ひねり出して」、ナニがナンでも枠にジャストフィットさせましょう。
 ただし、「3秒ルール」で「ボツ」とされた場合は、まったく読んでもらえないでしょう。それでも、それを覚悟の上で、詳しく丁寧に書いてください。

 通常の文書作成の手順が「詳細(アリ)→キャッチコピー(ゾウ)→レイアウト(枠と色)」だとすると、ここでは「レイアウト→ゾウ→アリ」と、まったく逆順に作っていくということです。常に全体像を見据えながら、まん中に集約させたり、またはまん中から放射状に広げます。提案者が作るときも、他人が見るときも、そして出来上がった企画書も、その形です。