「魔法の9マス紙」で浮かんだアイデアを、次に「1枚企画書」に仕上げます。時間があれば「パワーポイント」を使いたいところですが、時間がなければ手書きでもいいでしょう。私は、手書きでやらせるつもりです。この「企画書」、作り方がちょっと独特かもしれません。
◇ まず初めに、レイアウト(枠)を作ります。基本的なレイアウトをお見せしましょう。
マインドマップの精神に則って、「アイデアそのもの」(What?)をまん中に配置します。そして、その理由(Why?)や具体的なやり方(How?)などを上下に配置します。
上のような「3段」構えが基本です。色は「3色」程度がいいでしょう。もちろん、紙1枚に収めることが絶対条件です。
◇ 次に、ゾウ(キャッチコピー)を作ります。
人はそんなに丁寧に見てくれません。パッと見て、使えるか使えないか、採用するかしないかを判断します。その間、わずかに「3秒」(!?)。
だから、一目で内容がわかるような、人に訴えるようなものが必要です。
◇ 最後に、アリ(詳細)を書き込みます。
枠に入りきらない場合は優先順位をつけて「切り」、枠が余っている場合はさらにアイデアを「ひねり出して」、ナニがナンでも枠にジャストフィットさせましょう。
ただし、「3秒ルール」で「ボツ」とされた場合は、まったく読んでもらえないでしょう。それでも、それを覚悟の上で、詳しく丁寧に書いてください。
通常の文書作成の手順が「詳細(アリ)→キャッチコピー(ゾウ)→レイアウト(枠と色)」だとすると、ここでは「レイアウト→ゾウ→アリ」と、まったく逆順に作っていくということです。常に全体像を見据えながら、まん中に集約させたり、またはまん中から放射状に広げます。提案者が作るときも、他人が見るときも、そして出来上がった企画書も、その形です。
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