2019年3月23日土曜日

物語を分析する

 いきなり、[問題]です。
昔話「桃太郎」の内容を10字程度で、要約しなさい。
マインドマップ授業の2回目は、この問いから始まります。みなさんなら、何て答えますか?
それでは、[答え]です。
桃太郎が、鬼を退治した。
これが、昔話「桃太郎」の骨格です。これに枝葉をつけて「桃太郎のお話」ができているんですね。では実際に、枝葉をつけてみましょう。


 枝葉をつけるための方法の1つは「5W1H」です。これが物語を具体化します。
(When? いつ Who? 誰が Where? どこで What? 何を Why? なぜ How? どうやって)
 もう1つは「原因→結果」です。「どうして、それをしたの?」(理由)と「それで、どうなったの?」(展開)の流れが、物語を構成します。
 以上のことを話して、すぐに実践トレーニングです。隣同士が同じものにならないように、テーマを3つ用意しました。
うさぎとかめ」と「3びきのこぶた」と「かぐや姫」です。
(他の候補は「みにくいアヒルの子」や「鶴の恩返し」など。)
     《トライアル2
◇ 「○○○」の内容を、思い切り簡潔に要約しなさい。
  →これが、物語の「柱」になります。
◇ 「○○○」の内容をマインドマップに再現しなさい。
  →まん中に「柱」、「5W1H」で枝葉、「原因→結果」を矢印で。
まず、まん中を描き、そして放射状に外へ外へと描いていきます。絵をいくつか書き込んで、色鉛筆で色鮮やかに仕上げたいものです。



 この時間は、生徒があらかじめストーリーを知っているものを選んで、マインドマップで昔話を再現してみました。次の時間に、この授業と逆のことをやります。自分で物語を作ります。


0 件のコメント:

コメントを投稿