2019年5月2日木曜日

「原発事故損害を誰が負担するか?」のダメ答案例(その2)

 情報科の定期試験で出した記述式問題「原発事故損害を誰が負担するか?」のダメ答案を類別してみる。
 前回の「根拠」の挙げ方のダメな(根拠になっていない)もの に続いて、ここでは「反論」 の仕方のダメな(反論になっていない)もの を取り上げる。

◇ 相手の主張・根拠を無視して、別の主張(異論)をしている もの
(C) の根拠「同じ 事故リスク を抱えているのだから 電力会社同士で支え合う べきだ」
          ↑ 無関係           ↑ 別の主張
に対して「事故原因は 東電のミス だから 東電が全額負担する べきだ」と言う。

◇ 相手の挙げた根拠と かみ合っていない(ズレている)もの
(G) の根拠「自然災害 だから、誰にも賠償責任は無い 」に対して、
               ↑ かみ合わない
  「それじゃ被災者が かわいそう だ」 と言う。

◇ 相手の論を ただ否定 しているもの
(D) の根拠「国全体で取り組むべき課題 だから 国民全体で負担を分かち合う べきだ」
         ↑ かみ合わない           ↑ ただ否定
  に対して「東電管内以外の人に責任を負わせる のは おかしい 」と言う。
要するに、これらは 反論になっていない
主張に 根拠 を添えてはじめて 論 となる。「Aである」という論に対して、
◇ その根拠 を批判して「Aでない」(Aであるとは限らない)と言うのが 反論
◇ 別の根拠 を持ち出して「Aでない」と言うのは 異論
◇ 批判もせず、根拠もあげず に「Aでない」と言うのは 言いがかり 。
反論であれば 議論 になるが、異論であれば 平行線。言いがかりは 消耗 です。

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