2020年4月20日月曜日

ウィルスを巡る3題

ー 見えない敵、コンピュータ・ウィルス、殺処分 ー

◇ 「見えない敵」との闘い
 新型コロナ・ウィルスを称して「見えない敵」と呼ぶことがある。ところで、9年前(東日本大震災3.11の頃)に言われた「見えない敵」は放射能だが、この2つには共通点もあるし、相違点もある。さて、どこが同じで、どこが違うんだろう?

◇ コンピュータ・ウィルスのパンデミックは?
 コンピュータ・ウィルスが世界を混乱に陥れるのかと思いきや、実際に世界を混乱に陥れたのは有機物(生物とは言いにくい)のコロナ・ウィルスだった。さて、どちらのウィルスがより問題か? より厄介か? 本当に世界を破茶滅茶にするのはどっちだろう?

◇ 鳥や豚の感染症ではどう対処してる?
 鳥インフルエンザ、豚コレラも感染症だが、人の感染症とでは扱いが異なる。前者に対しては「ソーシャル・ディスタンス」をとるよりも「殺処分」するのが普通だ。殺処分は、感染症が発生した厩舎から半径ン十キロの範囲で行われる。さて、この2つの対処法、なぜ使い分けるのだろう? どちらが効果的だろうか?

 では、ここで【問題】です。それぞれ1行(30〜50字程度)で書いてください。
(1) 新型コロナ・ウィルスと放射能の違いは?
(2) 2種類のパンデミックの違い(被害の出方・対処法など)は?
(3) 動物の感染症と人の感染症では、なぜ扱いが異なるのか?

 よろしければ下のコメント欄に書いて下さいな。



 この手の【問】には、あれこれ自由に考えて、みんなで言い合い・聞き合うのが良いでしょうね。
 ところで「1行で」というのが案外大事だと私は思っています。いろんな考えがあるからこそ、いろんな発想が同時に頭を駆け巡るからこそ、自分の見解を明確にし、他人に的確に伝えるには「1行」くらいがちょうど良い。でも、絶対にというわけではなくて、目安です。この3問は、2つを比較しながら書くので、字数はやや多めになりますし。

 では、野暮だと思いながら、一応《文章例》を示しましょう。
(1) 新型コロナ・ウィルスは電子顕微鏡で何とか見えるが、
  放射能は遥かに小さくて原理的に絶対に見えない。
(2) 新型コロナ・ウィルスはリアルな交流を困難にし、
  コンピュータ・ウィルスはオンラインの交流を困難にする。
(3) 殺処分の方が効果絶大なのかもしれないが、
  人に対しては出来ないから他の方策を採っているんだろうな。
こんなところでどうでしょ。

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