2019年8月31日土曜日

そもそも議論とは何なのか?

○ 言論と批判と反論
 ◇ 言論とは、
     ある主張(意見)とその根拠(理由)がセットで掲示されたもの
 ◇ 批判とは、
     言論の根拠の妥当性をチェックすること
 ◇ 反論とは、
     相手の根拠の不備を指摘すること

○ 意見 ← 理由、説得 ← 理由 
 ◇ 理由が言えて、はじめて自分の「意見
     理由がなかったら、単なる「感想」あるいは「思いつき」
 ◇ 説得納得)材料は、理由だけ
     他の方法は、すべて反則技(泣き・脅し・・・)
 ◇ 意見(主張)は、主観であってかまわない
     でも、理由(根拠)には、客観性が無きゃいけない

○ 反論と異論と言いがかり
 「Aである」という論に対して、
 ◇ その根拠を批判して「Aでない」(…とは限らない)と言うなら反論
 ◇ 別の根拠を持ち出して「Aでない」と言うのは異論
 ◇ 批判もせず、根拠も示さずに「Aでない」と言うのは言いがかり

 反論であれば議論になるが、異論であれば平行線。言いがかりは消耗です。

○ 議論の目的
 ◇ 自分(他人)の考えをくっきりさせる
     視点(立場)が異なれば、見え方(景色)が異なる
 ◇ 自分と相手の考え方の違いをくっきりさせる
     どこが同じで、どこが違うのか?
 ◇ いろんな見方・とらえ方・考え方を取り込む
     「どっちが正しいか?」を争う必要はない

○ まとめ
 ◇ 意見(主張)には必ず理由(根拠)を添える
     それが無ければ、単なる感想・思いつき
 ◇ 反論のターゲットは、相手が挙げた根拠(理由)
     相手の主張(意見)に直接向けてはならない
 ◇ 議論の目的は、ぼんやり→くっきり
     自分(相手)の考え方、お互いの考え方の違い

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