なぜアンパンマンはバイキンマンをこてんぱんにやっつけないのか? そんなことしたら耐性菌マンが生まれちゃいます。現代の人間社会と細菌の間で繰り広げているイタチごっこと同じ様相を呈します。
アンパンマンの武器はなぜアンパンチだけなのか? 抗生物質で攻撃したら、抗生物質の効かないスーパー耐性菌マンができちゃいます。現代の医療現場ですでに起きていて、これからさらに大きくなるであろう問題が、アンパンマン・ワールドでも起きちゃいます。
人間の体内には細菌ワールドがあります。大腸菌などバイキンと呼ばれる細菌もその一員です。両者はバランスを保って、並び存しています。細菌をこてんぱんにやっつけたら、バランスを失します。
同じように、細菌もアンパンマンの仲間たちです。そもそも酵母菌がいなくなったらパンを焼けませんからね。だからバイキンが絶滅したらアンパンマン・ワールドも成り立ちません。
けれどもバイキンがあまりに勢いがいいのも困る。だから、そういうときは「しばらく引っ込んでろ」と。それが「アンパーンチ」なんですね。
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