2019年4月14日日曜日

マニラの下町(フィリピン)

(2011年冬)

 今ボクはマニラ空港からほど近くにあるホテルにいる。この辺りはマニラの下町みたいなところである。
 
◇ 世界で3番目に英語を話す人が多い国
 フィリピンは世界で3番目に英語を話す人が多い国だという。フィリピンの人口は9400万人ほど、世界 12 位で公用語は英語とタガログ語だから、なるほど世界で3番目というのもうなずける。テレビの中でも英語とタガログ語を使っているくらいだから、英語の通用度は高い。そこでボクは思ったのだが、英語を学ぶための留学先としてフィリピンは最適なんじゃないかろうか。「うまい、近い、安い」(← 吉野家の「うまい、早い、安い」のパクリ)と3拍子揃ってる。アメリカ・カナダ・オーストラリアで日本人ばっかりのクラスで授業を受けるより、フィリピンで優秀な英語の先生のマンツーマン指導を受けた方が、よっぽど効果的で安上がりなんじゃないかな。
 
◇ マニラのクリスマス
 フィリピンで英語が通用する1つの理由はアメリカの植民地だったからだが、アメリカの植民地になる前はスペインの植民地だった。そんな歴史があるからだろう、国民の 90 %以上はクリスチャンである。そういえば、今日はクリスマス・イブ。夜、近所の教会に行ってきた。建物の中ではクリスマスのミサをやっていてそれはもう真面目というか荘厳な雰囲気なのだが、建物の外で子供たちが光るおもちゃで遊んでいるのは日本の夏祭りと似たような光景で、さらに敷地の外で爆竹が破裂している様はアジアの旧正月みたいなノリである。


◇ 貧富の差
 マニラに巨大なショッピング・モールがたくさんできている。ヨーロッパのブランド・ショップやアメリカのチェーン・レストランがたくさん入っている点と、そして値段も日本のそれとほとんど変わらないが、日本のショッピング・センターよりはるかに規模が大きい。しかも現地の人でよく売れているように見える。それだけリッチな人々がたくさんいるということだろう。
 一方で、貧しい人もたくさんいる。写真下左はジプニーという乗合バス。フィリピンの名物である。庶民の足だ。下右はサイドカー付きの自転車タクシー。20 年前は東南アジアの各地で走っていたが、今では他の国ではとんと見かけなくなった。でもフィリピンではしっかり生きている。
 写真上はブタの丸焼き。店の中で1人前食べてもよし、1頭丸ごとテイクアウトも可。

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