2020年12月12日土曜日

コロナ健康観察票の今

文部科学省発行の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」

「健康観察表」は、児童生徒等の朝晩の体温、体調、同居家族の状況、保護者のサイン等を記入し、登校時に持参します。(P.22)

(P.23)

 健康観察票でチェックしているのは「測ったか?」ではない。「発熱しているか?」でもない。健康観察票でチェックしているのは「書いたか? サイン(または印)したか? 持ってきたか?」である。
 だから多くの生徒たちは「書いて、サイン(または印)して、持ってくる」もしくは「カバンもしくは学校の机に入れたままの紙に書いて、サイン(または印)して」チェックを受ける。それさえしていれば問題は起きない。いずれかのステップを取りこぼすと面倒なことになる。
 「測ったか? 発熱しているか?」がチェック項目に入ることは、論理的にありえない。なぜならそれらを学校でチェックするとしたら、そもそも健康観察票に意味が無いことになるからだ。こうして、チェックする側にとっても、チェックを受ける側にとっても「測ったか? 発熱しているか?」は「どうでもよいこと」になるわけである。

0 件のコメント:

コメントを投稿