2020年6月7日日曜日

民主党と共和党について考えてみた

 ネット上の友人(現実でも知り合い)から質問が飛んできた。
共和党が民主党に比べて優れているところ、劣っているところについて、あなたはどういうイメージですか?
「そんなもん知らんがな」と言ってもいいところだけど、面白そうなので、考えてみた。やり取りするうちに、
宗教面とか科学面ではどう思いますか?
こんな風に展開して、最後はお得意の アンパンマン・ワールド で締めくくった。お互いにやり取りしたものを整理してここに記録しておく。



 共和党は「大きな政府」、民主党は「小さな政府」。ざっくり言えば、そんなイメージ。
 初期にアメリカに渡ってきた移民はプロテスタント系で、その宗教観は資本主義と相性が良い(勤勉・金儲け=神の御心にかなう行為)。今の民主党にその発想が根強いのかもしれないな。対する共和党は、差別され相対的に貧しかった黒人や、遅れてアメリカにやってきた中南米からの移民が支持していると考えると、共和党系の宗教観はカトリック系が比較的強いことになり、資本主義的価値観は相対的に弱いことになる。
 カトリックが「教会に助けてもらおう」という発想なのに対して、プロテスタントは「自分だけは天国に行くぞ」的発想。そう考えると、前者が「共和党=大きな政府」、後者が「民主党=小さな政府」という論となかなか符合するように思う。
 カトリックは「神の意志の探求→哲学」的傾向があって、プロテスタントは「神の意志の実現→そのために科学でも何でも使えるものは何でも使う」という傾向がある。「神が世界を作ったんだから、進化論は間違いだ」と言い張る人たちはカトリック系≒共和党系に多いような気がする。プロテスタント系≒民主党系はもうちょっと合理的かつ現実的な考え方をしそうだ。
 他国と競争するには民主党的態度が有利、一方でそのせいで貧富の差が大きくなった。それを是正する方向に進もうとするのが共和党だが、競争力が損なわれかねない。民主党はグローバル時代に「戦って勝とう」という人には向いている。でもそれでは未来はないので、「国に守ってもらおう」という共和党的考え方でバランスを取ろうとしていると考えれば良いのかな。
 でもまぁ一番良いのは、神の恵みを「みんなで分け合おう」という「八百万の神」的発想をする日本人だろうな。それをよく表しているのが アンパンマン・ワールド なのだよ。

 以上、アンパンマンに行き着いたところで、おしまい。



 無責任に、勝手に考えて勝手に書いてみた。こんな態度が実は大事、と私は本気で思っている。常々こういう態度でいることで磨かれるものがあるんじゃないかな。人工知能に負けない能力はこうして身につくんじゃないか。我ながらそう思った。

 友人とのやり取りが続く。

友人:大衆化社会は間も無く終わるのかもしれない。AIの発達によって。
 私   :面白い時代じゃないか。そんな時代に世に出る君たちってラッキーだよね。
友人:でもこの世を動かしてるのはあなた世代ですよ。
   原宿JKもあなたたちの目論見通りでどうとでもなれますもん。
 私   :高校を脱出した今、もう自由じゃないか。 
   どうせ年寄りは口先だけで、大したことできない。
   だから、君らの好き勝手にやれば良いんだよ。年寄りはついてくるに決まってる。
   僕ら世代の強みは、とりあえず金持ってること。それだけ。
   金で勝負しようとするな。 
   アイデアと行動力と使命感で勝負すれば、絶対君らの勝ち。

 友人は今、大学生である。このやり取りの前に話していた「アメリカの民主党、共和党」と同じく、大した根拠もなく勢いで発言したのだが、大学生というお年頃はこれくらいハッチャケていいと思うんだよなぁ。

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