2020年5月3日日曜日

「9月入学」の議論で2つのことがごっちゃになっている

 ここ数日で出てきた「9月入学案」について、大方の議論は「『今年の』学校の始まりが9月になる」ことと「『今後ずっと』学校の始まりが9月になる」こととがごっちゃになっている。
 前者『今年』については「コロナ次第」なわけで、これからの感染状況に依る。予想すること、準備することはできても、現時点で決めることはできない。
 後者『今後』については「コロナとは別個」に検討・実施するべきことだ。コロナ騒動の最中にそれを検討・実施するのが、はたして得策だろうか。

 そもそも「今年9月にコロナ騒動が収まっている」保証はないのに、どさくさに紛れて「いっそのこと毎年9月始まりに」しちゃえば、「コロナ禍からの一発大逆転ができそう」だと期待しているようなのだ。

 ところで、私が「9月入学案」にどのように考えるかというと、『今年』については「9月開始になる可能性はあるだろうな」と思う。でも、コロナの第3波、第4波がやって来て、そのうちまた休校にならないとも限らない。
 一方で『今後』については「1年半後のことをいま決めるのは時間が無さすぎる」と思う。それはコロナ騒動が落ち着いてからじっくり考えよう。そんなことより今はコロナの方に人・時間・お金などの資源を投入した方が良い。

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