(1991年冬)
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南北アメリカ大陸の人種構成
アメリカ大陸には、もともと先住民がいて、ヨーロッパ人がやってきて、アフリカ人を奴隷として連れてきて・・・混じりあった。そんな歴史がある。
しかし、アメリカ大陸全体にわたって、人種構成が均一かというともちろんそうではない。その構成の割合を非常に大雑把に示すと、次のようになる。
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グアテマラのチチカステナンゴ |
- 大陸の北(アメリカ・カナダ)と南(チリ・アルゼンチン)は白人が主流。
- カリブ海諸国は黒人が主流。キューバのオリンピック選手はたいてい黒人。
- 先住民が主流である地域は、山岳地帯。白人の手が及ばなかったということだろう。
- その他の地域、つまり北はメキシコから南はペルー・ブラジル辺りまでは、混血が主流。ブラジルのサッカー選手はたいてい混血。
手元に正確なデータがないので断言できないのが残念だが、大筋そんなところ。
さて、先住民が主流を占める国がアメリカ大陸に2つある。
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寒くて、暖炉にあたると幸せ気分だった |
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中米山脈
中米は地図で見ると細長いから、低地をイメージするかもしれないが、実際は違う。北米の西側にロッキー山脈、南米の西側にアンデス山脈があるが、それらをつないでいるのが中米である。つまり、中米は山脈地帯である。
グアテマラの首都グアテマラシティーは盆地にできた町だが、その標高は1500m。グアテマラの他の町も1500m~2000mの高さにあるものが多い。バスで移動すると、道は山岳地帯を縫うように走り、しばしば富士山のような円すい形の火山を見ることができる。
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旅行の穴場=グアテマラ
中米は山岳が多く、そのあたりに先住民が多く住んでいる。典型がグアテマラ。グアテマラは先住民が主流を占める国であり、しかも気候おだやか・景観グッド。
写真は、たまたま遭遇した、グアテマラの祭り。鳥をデザインしたものと見える。