2019年11月4日月曜日

アンデス

(2000年冬)

クスコの見所はひたすら石。
マチュピチュを訪れるときは、遺跡の横の一軒宿に泊まろう。
クスコからの日帰り客がいない時間帯がいい。
ペルーとボリビアにまたがるチチカカ湖。
ボリビア側、太陽の島にて。

2019年11月3日日曜日

イエメン

(1990年夏)

 アラビア半島とアフリカ大陸の間にある紅海は、もともと高原だったところが落ち込んでできたもの。アフリカ側はエチオピア高原、アラビア側はイエメン。だからイエメンは高原の国。緑も多く、ちょっと日本と似たような光景です。

岩の上に立つ家

サナー旧市街。
人一人がやっと通れる道がつながっています。












タイズの子供たち。道でお菓子など売っていました。

 大人の男性は腰に剣を刺し、大人の女性は黒い布を被る。
 この子たち、今は40歳前後になっているはずなのだが、内戦のさなか、どうしているんだろう。

2019年11月2日土曜日

アラブのタクシー

 花粉症の季節がやってきました。この季節は特に、車の中にティッシュボックスが必需品ですね。ところが車にはティッシュボックスの置き場所がない。なぜか想定されていない。足元なり後の方なりに、適当にみんな置いているんでしょうね。
 さて、アラブのタクシーでは車の天井に逆さまの状態でティッシュボックスがくっついています。天井に金具がついていて、そこにティッシュボックスがカパッとはまるようになってるんです。それが天井のど真ん中についていて、下から引っ張れば1枚ずつ取れる。ドライバーでも客でも、必要なときに勝手に天井に手を伸ばして使っていいんです。ウーン、なかなか合理的。ウチでもやろうかな、ってちょっと思いました。
 アラブでは日本車よりヨーロッパ車が多かった。タクシーはもちろん中古車。古ーいベンツとかが多く、走るには走るが、4つのドアが全部ちゃんと開くなんて珍しい。今から30年ほど前、ちょうど湾岸戦争のころの話です。(最近の様子は知りません)

2019年11月1日金曜日

中米グアテマラの地理講座

(1991年冬)

◇ 南北アメリカ大陸の人種構成
 アメリカ大陸には、もともと先住民がいて、ヨーロッパ人がやってきて、アフリカ人を奴隷として連れてきて・・・混じりあった。そんな歴史がある。
 しかし、アメリカ大陸全体にわたって、人種構成が均一かというともちろんそうではない。その構成の割合を非常に大雑把に示すと、次のようになる。
グアテマラのチチカステナンゴ
  • 大陸の北(アメリカ・カナダ)と南(チリ・アルゼンチン)は白人が主流。
  • カリブ海諸国は黒人が主流。キューバのオリンピック選手はたいてい黒人。
  • 先住民が主流である地域は、山岳地帯。白人の手が及ばなかったということだろう。
  • その他の地域、つまり北はメキシコから南はペルー・ブラジル辺りまでは、混血が主流。ブラジルのサッカー選手はたいてい混血。
手元に正確なデータがないので断言できないのが残念だが、大筋そんなところ。
 さて、先住民が主流を占める国がアメリカ大陸に2つある。

  • 1つは南米ボリビア
  • もう1つは中米グアテマラ


寒くて、暖炉にあたると幸せ気分だった
◇ 中米山脈
 中米は地図で見ると細長いから、低地をイメージするかもしれないが、実際は違う。北米の西側にロッキー山脈、南米の西側にアンデス山脈があるが、それらをつないでいるのが中米である。つまり、中米は山脈地帯である。
 グアテマラの首都グアテマラシティーは盆地にできた町だが、その標高は1500m。グアテマラの他の町も1500m~2000mの高さにあるものが多い。バスで移動すると、道は山岳地帯を縫うように走り、しばしば富士山のような円すい形の火山を見ることができる。


◇ 旅行の穴場=グアテマラ
 中米は山岳が多く、そのあたりに先住民が多く住んでいる。典型がグアテマラ。グアテマラは先住民が主流を占める国であり、しかも気候おだやか・景観グッド。
 写真は、たまたま遭遇した、グアテマラの祭り。鳥をデザインしたものと見える。