2019年4月1日月曜日

本はなぜ縦書きなのか?

 ボク自身、たぶんここ30年くらいは縦書きで文章を書いてない。ブログはもちろん、仕事で文書を作るときも、授業用のプリントを作るときもいつも横書きだ。ネットで見る文章も横書きばかりで、ネットで縦書きの文章を読んだ記憶が無い。
 ところで、ウチの職場に縦書き族がいる。国語科の教員たちだ。けれども彼らもウチの職場では少数派で、国語科以外はみんな横書き派だ。余談だが、彼らは縦書き派であると同時に一太郎派でもあって、その意味でも少数派だ。
 ところが、本屋に並んでいる書籍の多くは縦書きなのである。小説の類に限らず、科学・数学関係の本にも縦書きの本は多い。日本の伝統文化と理解すべきなのか、やっぱり縦書きの方が読み易いからなのか、はてまた他の理由なのか。

 そんなことを考えていて、思い至った。ボクは横書きのものを読むときも、視線を上から下にスルスルと降ろしているのである。つまり、流し読みをしているようなのである。
 というわけで、今の段階の暫定的な考えは、こういうことだ。本を読むとき、視線を上から下に降ろすのが自然だ。だから、じっくりちゃんと読むなら、縦書きがいい。流し読みするなら、横書きがいい。
 そう考えると、ネットで流し読みするのは当たり前なのかもしれないな、と思う。たまにはボクも縦書きで書いてみようかな、と思った。そう思いながら、でもやっぱり数式や論理式を縦書きにするのは無理がある。悩ましい。

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