2019年4月20日土曜日

某大卒のネットワーク

 文科省管轄でない大学(正式には大学校)はいくつかあるが、東ティモール・コーヒー・ツアー の参加者にその中の1つ、某大卒の人がいた。年齢は私とほぼ同じ。彼のネットワークが面白い。
 某大卒の多くは国家公務員になる。所属する役所はみな同じ、某〇省もしくはその関連組織である。日本の役所によくあることだが、その役所ではピラミッド型の年齢構成を維持するために、年を経るごとに一定数が退職して、関連企業などに転職する。この慣例は天下りと呼ばれることもあるが、某〇省の特殊性だろう、某〇省から転職する先は世界中に散らばっている。こうして私の職種にはとても作れないようなネットワークが出来上がる。
 先日、彼と会った。彼が焙煎してくれた東ティモール産のコーヒーを受け取り、一緒に食事しながら話した。従軍慰安婦とされている問題について語り、次はミャンマーのコーヒー農園に行こうと盛り上がり、フィリピンに親子で語学留学するプランについて情報交換した。彼の同期が韓国・ミャンマー・フィリピンにそれぞれ居るのだ。彼は「飛ばされた」という言い方もしていたが、彼の同期の人たちはそれぞれの場所に根付いている。
 その場で彼と Facebook 上で友達になった。そのつながりを細く長く保っていきたいと思う。彼本人のみならず、彼のネットワークにつながっていたいという狙いもある。
 今回の東ティモール・ツアーに参加して良かったことの1つは、普段の生活ではなかなか知りえない人たちと知り合いになったこと。NGOのスタッフもそうである。

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