昨日の八丈富士は濃霧の中だったが、今日の八丈富士は晴れ。眼下に海も見えたし、火口も見えた。
でも、快晴というわけではない。ときどき、そして場所によって霧がかかって、景色があまり見えなくなった。
考えてみると、ここは黒潮流れる絶海の孤島。夏のこの時期、空気は水蒸気を多く含んでいる。となれば風がどちらから吹いても、風が山の斜面を駆け上がるうちに雲になる。こうして山頂には毎日のように雲がかかる。きっとそういうことなんだろう。
ところで、昨日の霧の中を歩いたのは正解だったと思う。結果として、霧の八丈富士と晴の八丈富士の両方を経験できた。はじめに霧バージョンを経験したのが特に良かった。というのは、先に晴バージョンを経験してしまうと、それで満足しただろうからだ。それで霧バージョンを経験せずに済んでしまったならば、非常に勿体無いと思うのだ。
八丈富士山頂付近が霧で覆われるのはむしろ普通のこと。たぶん晴れの方が珍しい。そこで僕の提案。晴れるのを待つより、霧の中を歩いてみよう。その方がいろんな八丈富士を経験できて、むしろ良い。
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