(2015年夏)
今回の旅の目的は、東ティモールでのコーヒー収穫。コーヒーの実を摘んで → 果肉を取って → (乾燥は省略) → 殻をむいて → 炒って(焙煎) → 挽いて → 品評会 までやりました。
銀杏で説明しましょう。イチョウの実の果肉の中に種があって、種は堅い殻で覆われています。殻を割ると、その中にあるのが私たちが食べる銀杏です。
コーヒーも同じです。赤い実の果肉を剥がして(写真右中)取り出した種は堅い殻で覆われています。この状態でしばらく乾燥させます(写真右下)。乾燥したものを、出荷する分は首都ディリの加工場に送って殻をはがして選別して袋詰めし、家庭で消費する分は杵と臼で種の殻を取ります(写真左下)。これが生のコーヒー豆で、この状態で日本に届きます。生の銀杏と同じ段階ですね。
銀杏ならこのあと茹でたり焼いたりして食べますが、コーヒーの場合は炒って挽いて湯を注いでようやくおいしいコーヒーの出来上がりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿