(2013年冬)
もし江戸幕府が鎖国をしていなければ、東南アジアのあちこちに日本人街ができていたことだろう。
その昔、ホイアン(ベトナム)に日本人街があった。ホイアンは交易の町として栄え、中国各地からやってきた人々も多くいて、出身地ごとにコミュニティーを作っていた。コミュニティーごとの集会所・宗教施設やベトナム風・中国風・日本風が融合した古い建物が残っている。
けれども、中国各地の建物・文物に比べて、日本のそれが少ない。現在残っているのは「日本橋」と呼ばれている木造の橋(上写真)くらいのものだ。江戸幕府の鎖国政策によって、日本人街が廃れてしまったのだろう。ホイアンはぶらぶら歩くのが楽しい。半日で十分見て回れるが、2~3日だらだら過ごしても楽しそうだ。お泊りは Vinh Hung Heritage Hotel(下写真)がお勧めです。ホイアン旧市街にある古い建物を改修したホテルの中で、唯一快適に過ごせそうなホテルです。ボクらは満室で泊まれなかったが。
もし江戸幕府が鎖国をしていなければ、今のホイアンに日本風の古民家ホテルがあったかもしれない。そんなことに想いを巡らせながら歩くのが楽しい。
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