2019年3月16日土曜日

ソーセージ(モンゴル)

(2005年夏)


 ボクらが「温泉に行きたい!」と言うと、ドライバーさんは「実家の近く通るから、寄ってもいいか?」。「いいですよー」ってな感じで、ドライバーさんの両親が住むゲルを訪ねることになった。
 お酒などお土産買って行ってみると、ちょうど牛を解体している最中。両親にしてみれば、とつぜん息子(ドライバーさん)と客(ボクら)が来たってことで、「さばいたばかりの牛を食ってけ」という話になった。
 料理をする間に、ドライバーさんはボクらを馬に乗せて、近くを案内しながらまわってくれた。そこでの光景は、
 ○ 家畜(馬・牛・羊・ヤギ)に水を飲ませるための井戸。
人が馬に乗って、井戸の周りをグルグルまわり、井戸に連結している棒を回す。
そうすると、ポンプ式で水が汲み上げられて、水路に流れ、それを家畜が飲む。
「人が飲める水はもっとずっと遠くに行かないと得られない」って言ってた。
○ 逃げる子ヤギを、馬に乗って疾走しながら投げ縄で捕まえる様子。
「娘と子ヤギの写真を撮らせてあげよう」ってことで、ボクらのためにわざわざ捕まえてくれた。逃げる子ヤギはびっくりするほど速い。
ボクにしてみれば、記念写真より、ヤギを追いかける光景の方がおもしろかった。
そうこうしているうちに出来上がった料理は、牛肉を塩と水で煮ただけのシンプルなもの。そのスープがとてもおいしかった。
 写真は、牛の腸に牛の血を流し込んでいるところ。つまり血のソーセージってこと。

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