2019年3月26日火曜日

火口を見下ろす空の旅(インドネシア)

(2015年夏)

インドネシアのバリ島から東の方に島が連なっています。ヌサ・トゥンガラ諸島と呼びます。その島々は環太平洋火山帯の一角で、火山が連なっています。その東の端にティモール島があって、その東半分が独立国・東ティモールです。
 バリ島のデンパサールと東ティモールのディリを結ぶ航路はこの島々の上を飛びますから、飛行機の窓からたくさんの火山や火口が見えます。

 写真右上はロンボク島のリンジャニ山。カルデラ湖とその中に新しい火口が見えます。北海道の洞爺湖と同じような地形です。

 写真右中はスンバワ島のタンボラ山。巨大隕石が落下してできたクレーターのように見えますが、これもカルデラでしょう。

 写真右下の海峡に浮かぶ島の名前はわかりませんが、右側に見える島はアロール島です。カルデラの中に海水が流れ込んで、その中にできた新しい火口が小さな島になっています。エーゲ海ギリシャのサントリーニ島も同じような地形です。
(以上、島や山の名前は、地形や写真を撮った時刻からグーグルマップと照合して確認しました)

 日本から東ティモールに行くルートはシンガポール経由とデンパサール経由の2ルートありますが、シンガポール経由ではこの光景はあまり見られないでしょう。
 東ティモールからの帰り道、ジャワ島内の火山噴火の影響でデンパサール空港が一時閉鎖になってフライトが遅れましたが、そんな経験ができるのも火山帯を飛ぶルートならではです。


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