2019年4月10日水曜日

僧院って全寮制の男子校みたいなものだな(ミャンマー)

(2013年春)

 マンダレー郊外アマラプラのウー・ベイン橋のたもとにある僧院(マハーガンダーヨン僧院)を覗いてみた。午前10時頃、ちょうど食事前だったようで、食事の様子を一通り見学した。見たところ日本でいうと小学生から高校生くらいまでの男の子ばっかりで、要するに給食の時間だ。
 給食当番の生徒が大きな鍋を運んでくる。お手伝いする一般人らしい女性はPTAみたいなものなのかもしれない。生徒たちはきちんと整列して待って、合図とともに順番に席に着く。食事中は静かにもくもくと食べる。確かに、これだけ大勢の子供たちがわいわいがやがや喋ったらうるさくて仕方ないだろうから、「黙って食え」というルールなのはわからんでもない。


 大人の坊さんと話をした。要するに先生みたいな存在で、つまりはボクも同業者みたいなもんだ。「1375人の子供たちがここで勉強している」という。その数はウチの学校(中高一貫の男子校)の生徒数よりちょっと少ないが、ざっくり言えば似たようなものだ。ただ、僧院の敷地はウチの学校よりずっと広い。ウチの学校の生徒たちは昼間だけ学校にいるわけだが、この僧院の子供たちはここで寝泊まりしているのだから当然だろう。
 坊さんの話によると、彼らはここで「あらゆることを学ぶ」という。仏教のことはもちろん、国語(ミャンマー語)に算数に、理科も社会も。みんなで一緒に生活することで規律や道徳も学ぶはずだ。部活や情報科の授業は無いかもしれないが、まぁ日本の学校と同じようなものだと言えるだろう。
 給食の様子を見ていたら、お腹がすいてきた。

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