2019年4月9日火曜日

ベトナムあるある(乗り物編)

(2018年夏)

◇ モーター・バイクの借り方
 バイク大国ベトナムでは、観光地に行けばレンタル・バイク屋があって、1日$5〜$6くらいで借りられる。外国人も多く借りているが、ルール上は免許が要る。ヘルメットも要る。けれども実態は無免許・ノーヘルで借りている人も多い。そしてたまに捕まる人がいて、そうなると罰金を払う羽目になるらしい。
 街中のガソリン屋ではペットボトル容器でバイクにガソリンを入れる。ドリンク用のペットボトルだからデザイン・色はまちまちだが、容量については間違いなさそう。

◇ 観光ボートの乗り方
 観光地でボートに乗る場合、客はライフ・ジャケットの着用を義務付けられている。水に浮く、基本オレンジ色のアレだ。けれども、これも実態としてはそれをつけずに乗っている人が多い。そもそもボートにライフ・ジャケットが用意されていないので、個人で行けば、何も着けずにそのまま乗ってしまうことになる。
 それでも律儀にルールを守ってライフ・ジャケットを着用している人もいる。旅行会社を通じてツアーの形で参加している人たちだ。ライフ・ジャケットは旅行会社が用意しているようで、団体バスから各自持って降りてくる。バイクであれボートであれ、この緩さがベトナムの良いところ。

◇ ショベル・カーの進み方
 ある街で大きなショベルカーが移動中、両輪(キャタピラー)の前後で4人の男たちが黙々と同じ動作を繰り返していた。進行方向前にいる2人はキャタピラーに乗って移動してくる古タイヤを地面に置く係、キャタピラーはその古タイヤの上を移動する。後にいる2人はキャタピラーが移動して自由になった古タイヤをキャタピラーの上に乗せる係、古タイヤはキャタピラーに乗って前方に移動する。ショベルカーが舗装道路の上を移動する間中、キャタピラーが常に古タイヤの上に乗るように、こうして4人がショベルカーの前後に張り付いているというわけだ。
 舗装道路を守るためだろう。なるほど、こんな配慮と工夫が本当は必要なんだろうな、と思った。作業としては、前の人の方が楽、後の人が大変。きっと交代しながらやってるんじゃないかな。


◇ 鉄道旅のお楽しみ
 お隣中国の高速鉄道は、日本の新幹線の乗り心地・スピード感とほとんど同じ(速さの数値は日本の方が上だが)。それに比べてベトナムの鉄道は、遅い上によく揺れる。
 ベトナムと中国の鉄道に共通点もある。駅弁の主流がインスタントのカップ麺であることだ。ベトナムでも中国でも車内で熱いお湯が出る。お茶を煎れるのにも使うが、カップ麺のお湯を入れるのにも使う。こうして老若男女、皆すする。そうなると同じアジア人として、僕もすすらずにはいられない。

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