2019年4月8日月曜日

高地マニア

(2015年秋)

 夏休みが終わって、2学期が始まった。そして、もうすぐ5連休がやってくる。いわゆるシルバー・ウィークである。
 8月に 東ティモール と中国の 九寨溝・黄龍 に行ってきたばかりだが、さて9月の連休はどうしようか? その時期は航空券の値段が上がるので航空券を買おうとは思わない。けれども、マイレージを使って行けるなら行きたいと思う。もちろんマイレージで取るのも人気が集中して難いのだけれども、運よく取れないとも限らない。というわけで、ダメもとでキャンセル待ちをかけていた。それが、つい先日取れた。
 行先は中国の成都である。また中国ということなのだが、ちょっと事情を説明しよう。この夏に九寨溝・黄龍に行く航空券を取ったのは5月である。たまたま安いのを見つけたので、衝動買いのように予約・発券した。その後、9月の連休の方が良いかなと考えて、9月連休の日程でマイレージでキャンセル待ちをかけた。結局8月時点ではマイレージの方が取れなかったので、5月に買った航空券を使って九寨溝・黄龍に行ってきたわけだ。一方で、マイレージのキャンセル待ちは外さなかった。それがつい先日取れたというわけだ。
 さて、成都からどこに行こうか? 成都からちょっと足を延ばせば、そこはもうチベット域だ。ガイドブックやネットを見ながらあれこれ候補を考えているうちに、目に入ってきた。「世界一標高の高い空港=稲城亜丁空港」という話。なんと 標高 4411m だという。俄然行く気になってきた。

 稲城亜丁空港は、成都から飛行機で1時間ほどのところにある。成都からバスで山道を行くと1泊2日かかる道のりである。それはそうと、8月に行った九寨黄龍空港の標高は 3448m。これでも十分高いと思ったが、稲城亜丁空港はさらに1000mほど高い。行政的には成都と同じ四川省に属するが、地理的・文化的にはチベットの一部である。チベット自治区は独立運動があるために自由に旅行できないが、そこは四川省内だから自由に旅行できる。
 それにそもそもそこに空港が出来たのは、そこが風光明媚な観光地であるからだ。9月下旬というタイミングは、ちょうど紅葉の季節だろうか? 紅葉にはちょっと早すぎるかな? 混むかな? などあれこれ考えているうちに、また目に入ってきた。「チベット自治区の標高 4436mに新空港を建設中」。これを見て、稲城亜丁に「いま行くしかない」という気になった。というわけで、先ほど中国国内線の「成都-稲城亜丁」往復便の予約を入れた。

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