2019年4月10日水曜日

マンダレーの動き方(ミャンマー)

(2013年春)

 マンダレーの街並みは碁盤の目状で、各通りが番号で表されていて、交差点にはその番号が書いてあるから、自分が今どこにいるのかとても分かりやすいし、人に伝えるときも伝わりやすい。
 たとえば、ボクが4連泊したホテル(Royal Power Hotel)の場所は「80th St.,Between 27th & 28th Sts.」だ(中国語の住所は「曼徳勒 緬甸 80条,27条和28条中間」となっていた。これならボクにも分かる)。(新しくて、Wifi につながって、お湯がじゃぶじゃぶ出て、1泊1部屋 45 ドル)
 他には、お気に入りの散髪屋兼マッサージ屋の場所は「33rd St.,Between 82nd & 83rd Sts.」で(ミャンマー人の手仕事は日本人のそれに負けないくらい細やかで手際がよくて丁寧です)、ドリアン・シェイクも食べられるカフェの場所は「Corner of 25th & 83rd Sts.」だ(この辺りはゲストハウスも多く、外国人安旅行者のちょっとしたたまり場のようになっている)。

 ところで、マンダレーの市街地はけっこう広い。さて、その移動をどうするか?
 なにしろ、堀に囲まれた旧王宮の1辺の長さは約3㎞あって、つまり1周するだけで12㎞にもなるのである。あちこち動き回るのにいちいちタクシーを使ってはお金もかかるし、機動性に欠ける。
 やっぱり一番いいのはレンタ・サイクルだ。1日500円以内で借りられる。ボクは丸3日間自転車を借りた(レンタル・バイクという手もある。こちらも1日1000~2000円くらいで借りられる)。
 自転車があれば、郊外の観光地にも出かけられる。たとえば、マンダレー郊外に定番の観光ポイントとしてアマラプラ ・インワ・サガインがある。タクシーをチャーターして3ヶ所まとめて回るのが一般的だが、ぐるっと回って全部で40㎞ほどの距離だから、自転車で回れない距離ではない。寄り道しながら自分のペースで動くのは、それはそれで楽しい。
 そして、疲れたら、ピックアップ・トラックに自転車ごと乗ってしまえばいいのである。ピックアップ・トラックとは、要するに現地の人が乗るバスである。トラックの荷台が客席である。現地の人も大きな荷物を持って乗り込んでくるから、自転車1台くらいは通常の手荷物として運んでもらえる。実際ボクはそれをやった。マンダレーからアマラプラ・サガインと回って、サガインからピックアップ・トラックでマンダレーに戻ってきた。
 エーヤワディー川の反対側に渡るには、自転車ごと渡し船に乗ればいいだろう。ボクはやってないが、そうすれば別の観光ポイントであるミングォンへも行けそうだ。道すがらきっといろいろおもしろいものが見れるだろう。マンダレー観光の足は自転車に限る。

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