2019年4月14日日曜日

フィリピン英語学校、潜入取材計画

(2016年春)

 フィリピンは英語圏です。島国で統一言語がなかった頃にアメリカの植民地になって、英語が共通言語になりました。今ではテレビ番組はほとんどすべて英語放送ですから、子供も老人もみんな英語がわかります。
 英語留学というと、これまではアメリカ・イギリス・オーストラリアなどが主流でしたが、それらの国々はどこも遠い。それに比べてフィリピンは日本から近いから、早く安く行けます。
 しかもフィリピンは物価も人件費も安いですから、フィリピンの英語学校の多くはマン・ツー・マンで習えます。ここが米・英・豪と大きく異なる点で、米・英・豪では集団で勉強することになりますから、一部屋に日本人ばかり集められて、結局のところ日本で英語を勉強するのとあまり変わらないことになりがちです。それに比べて、マン・ツー・マンで習えば、学習効果はだいぶ違うでしょう。それでも安く上がるのは、人件費が安い故です。
 日本人のフィリピン英語留学は、サラリーマンの方から始まったようです。お盆休み・正月休み・ゴールデンウィークなどを利用して1週間の短期留学、あるいは会社から命令されて会社の費用で派遣されたりということが多かったようです。その後、大学生にも広がりました。そして次第に年齢層が下がってきて、最近では中高生で短期にフィリピンに英語留学に行く人も増えてきました。大学入試改革で大学入試に英会話が入るようになると、フィリピンに英語留学に行く中高生はこれからますます増えるでしょう。
 ちなみに、以前から韓国の中高生がフィリピンに大勢で英語留学していました。韓国は日本以上に受験競争が厳しくて、大学受験でも就職でも日本以上に英語が重視されていることが影響しているのでしょう。
 ちなみついでに、日本人留学生はマニラ近郊に多く、韓国人留学生はセブに集中しています。自然とすみ分けるような形になっているわけですが、そのわけは恐らく飛行機の便に因ります。日本系の航空会社はマニラだけに就航していて、韓国系の航空会社はセブにもたくさん就航しているからです。
 そしてそれにはまた訳があって、日本企業と韓国企業のビジネス展開の違いに因ります。私の感覚ではアジア一帯で言えることですが、大雑把に言えば、日本企業は首都など大都会を押さえて、韓国企業は地方で展開する。だから私がアジアのかなり辺鄙なところを旅行しても、どこに行っても韓国人ビジネスマンがいる。恐らくそんな事情もあって、日本人はマニラ近郊、韓国人はセブとすみ分けることになっているのでしょう。

 前置きが長くなりましたが、今年の夏、フィリピンの英語学校に潜入取材します。どのようにやるかというと、普通に英語学校に通います。2週間の予定で、すでに予約してあります。
 同行者もいます。中学2年生の娘です。実は私は去年の夏にも計画を立てたのですが、当時中学1年で英語を勉強し始めたばかりの娘は乗ってくれませんでした。それをなんとか今年は説き落として、ようやく実現する運びとなりました。
 潜入取材以外にも目的があります。それは、英語の勉強。私も中学1年の時からずっと英語をペラペラしゃべれるようになりたいと思っていました。結局いまだにろくにしゃべれないのですが、それから40年ほど経って再チャレンジです。今度こそペラペラになるんじゃないかと夢見ています。
 もう一つの目的は、娘の英語の勉強。まだあります。英語学校は土日が休みなので、週末には娘と2人でビーチ・リゾート。などなどたくさんの目的をもって、夏に潜入取材してきます。効果のほどや学習環境など、後日レポートします。

0 件のコメント:

コメントを投稿